
Rod weight : 35g±
Material : full carbon
ロッドスペック的には5.2ft。実寸でトップガイドからフェルールエンドまで1.382mmとなります。ジャンル的にはショートロッドと言うジャンルになるのでしょうか? と言うのも、ショートロッドを作ろうというつもりで制作した訳ではなくて、使いやすいレングスを突き詰めてこの長さに至ったという経緯です。
前回発売した5.6ftはオールマイティーと言いますか、私の考えるninna的スタンダードロッドという位置づけのロッドになります。そして今回の5.2ft、これはもう河川用と言いますか、今の私の釣りに最も必要なロッド。最も魚をとれるロッド。現在の私の釣りの核となるモデルになります。
それってどんなロッドなの?って事ですが、もの凄く簡単に書くと、ポイントにピタッと落とせて投げ続けても疲れない、そんなロッドです。最近の私の釣りは、1日の7〜8割りをバックハンド、サイドハンドでのキャストで投げています。もちろんそんなきちんとした名称で呼ばれない様なスリークォーター気味でのキャストなど、ポイントに入れる事が最優先なキャストでの釣りがメインです。
そんな釣りをしていますと、当然の様に手首にもの凄い負担がかかります。その為に私がロッドに求めるスペック、それは軽量で振り抜けが良く、良く曲がる事。書くと凄く簡単ですが、それぞれの良さを引き出しながら全体的なバランスを取る。これがとても難しくて、納得いくものができ上がるまでに時間がかかりました。
完成までに色々と考えましたので、書きたい事はいくらでもあります… とても長くなりそうなので(笑)、今回は友人たちのインンプレッションを。先出しのロッドを近しい友人たちに使ってもらっていましたので無理を言って書いてもらいました。ロッドに愛情が入りまくっている私が書くのと違って、その方が実際に使う方の参考になるかなと。そんな試みです。
いつも使っているタックルのセッティングも書いてもらいましたので、そのへんも参考になるのではないでしょうか? でもみんな褒めすぎですね…(笑)
かべ さん
このninolo carbon5.2を使っていて一番感じることは、オーバー、サイド、バック、どのキャスティングをしてもぶれずに同じフィーリングで、振り抜け良くキャスト出来ること。これには驚かされました。
今まで色々使ってみたロッドは、どのキャスティングでも全て同じフィーリングで投げられるものは無かったから。
もちろんこれは前作のninolo carbon5.6とも全く同じフィーリング。だから持ち替えても一投目から正確なキャストができるんです。
カヤックメインでninolo carbon5.6を使っていた僕には、長さも約10cm短くなって取り回しが丁度良く、すごく嬉しいロッドになりました。
そしてもうひとつの驚き…
トップウォーターのロッドが魚とのファイトをこんなに楽しめるとは思っていなかったってこと。
「張り」と「しなやかさ」のバランスが絶妙に良く、ロッドに切れを感じる。流れがきつい川で掛けた50cm級のブラックバス。その瞬間すごいスピードで真下に突っ込んだと思ったら、一瞬で右へ左へ走りまくるモンスター。
ロッドを振っていなす暇もないぐらいのスピードに、ninolo carbon5.2はテンションを緩まされることなく、なんと!切れよくしなやかにティップからバッドまで魚の動きに勝手に付いていくんです。
水中で口に付いたルアーを必死で外そうとする魚の首振りまでビンビン伝わってくるカーボンの感度にファイト中は興奮しっぱなしでした。
ninolo carbon5.2を使わせてもらってから、なんだか今年はでかいのをバラさなくなっていい釣りが出来てます!
もしや運も釣れてくるロッドなのか!? なんつって! 笑
-TACKLE SETUP-
GLIP : VAGABOND
REEL : ABU Morrum ZX3600 MAG
LINE : Sunline cast away 40lb+Nylon 16lb
LURE WHEIT : 20g-28g
ちゃん さん
5.2ftという長さなので、オーバーハングや覆い被さったブッシュの下などにサイドハンドやバックハンドなど、関東では必要なキャストもより正確に投げやすくなったと思います。
かといって、適度なパワーがあるので、腕や頭を釣るリスクは低い。〔ウエイト表示内であれば〕
そうなると、気になるのがルアーアクション
アクション フィールは 気持ち良く、時にはヌメヌメ、時にはガポガポとオールマイティー。ロッドティップが軽く感じるので1日中操作系ルアーをアクション出来ると感じます。〔グリップ、リールにもよりますが…〕
魚とのやりとりも、実際川バスの40up、50upとやりとりしたのですが、ノサレル事なく、急なツッコミにも綺麗に曲がり、バットで受け止める感じでしっかり魚を寄せてくれました!
先にも書いていますが、適度なパワーなのでアベレージサイズの魚でも楽しみながら引きを味わえるロッドだと思います。
見た目にも拘りがあり、ボート、カヤック、フローターに1本持って行くならコレッ! と、いうロッドだと思います!
-TACKLE SETUP-
GLIP : Brightliver チョッカーマグネシウム
REEL : ABU 2500c
LINE : Silver Thread 40lb+Nylon 25lb
LURE WHEIT : 10g-30g
Yさん
現在、Ninolo carbon5.6を使用しています。
カヤックで釣りをされる場合、魚を掛けた時の取り回しを考えると長さのあるNinolo carbon5.6の方が扱いやすいかもしれませんが、個人的には「もう少し張りがあればなぁ」と思っていました。
Ninolo carbon5.2は、Ninolo5.0とNinolo carbon5.6の中間といった感じでしょうか。
また、Ninolo5.0と比べて、ルアーの重さをロッドにしっかりと乗せることが出来るので、サイドキャストやバックハンドは勿論ですが、オーバーヘッドが気持ち良い。誰にでも扱いやすいトップウォーターロッドだと思います。
このNinolo carbon5.2は、とても気に入っています。
-TACKLE SETUP-
GLIP : Brightliver チャッカークラシック
REEL : Brightliver FS-41A
LINE : Brightliver PE30lb
LURE WHEIT : 15g-28g